米国で幅広い活躍をする音楽家キース・ケニフは、ソロユニットとしてHelios(ヘリオス)とGoldmund(ゴールドムンド)の2つの顔を使い分け、ポスト・クラシカルかつエレクトロニカな作品を発表するかたわら、個人名義でCMや短編映画などの映像音楽を手がけている。そしてヴォーカルに奥さんを起用した、このMint Julep(ミント・ジュレップ)ではポップで繊細なシューゲイザーサウンドを展開し、他にもMeadowsなる音楽プロジェクト活動も行っているそうだ。

こうして改めて彼の「音楽経歴書」を見ると、いわゆる芸術家肌な印象があるが、実際作品に触れると、多才というよりは多彩、オタクというよりは無邪気な子供・・・ 決して重過ぎない&堅苦しくない、軽やかなポップ具合が、なんともフツーで妙に心地よいのだ。

特にこのMint Julepは、メリハリのしっかりとしたエレクトロ寄りのシューゲイズ系サウンドで、映像のポップさも相まって、ごくごく普通に一般受けされるような、極上のイージーリスニングに転化しているあたり、流石である。

意地悪な言い方をすれば、あまりに優等生すぎて退屈・・・というか、どこを切っても平均点以上のスコアをクリアする金太郎飴みたいな感じ。そこに不穏なモノを感じ取るか、安定した安心感を抱くかは、リスナー次第なのかな、って気がする。

Mint Julep “Aviary”
ロストイントランスレーションと同じ匂いがする

 

コチラもぜひぜひ

Mint Julep “Save your season”

Short film “What are you serching for” music by Helios
CMや短編映画など良質な映像の、これまた染みる音楽を沢山作ってます

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