アイスランドの新鋭シンガーソングライターAsgeir(アウスゲイル)。

その美しいメロディと歌声は、牧歌的な空気感と相まって、まるで印象派の絵画のように、静かに際立つ様々なイメージを喚起させる。

曲の広がりや深みは、サラリと何気なくて、ちっとも大げさじゃないのに、なぜか心の奥底を揺さぶられるのは、何者かになろうとする意気込みや嘘っぽい見せかけとは対極の、限りなく素のままの粗くピュアな自身であろうとする凛とした姿勢が、そのまんま表れているからなんじゃないかな。

この、まだ二十歳そこそこの青年は、人口4-50人ほどの小さな村の出身だという。早熟な天才というか、天性のソングライターともいえる彼の音楽の素晴らしさは、そんなバックグラウンドも大いに影響しているはず。私個人的には、この大いなる大自然の森羅万象や、私たち人間のココロの機微といった、誰もが体験する普遍的な感動を伝えるために、神が使わした「語りべ」のような気がしてならない。

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